医局行事・学会報告
免役班の林です。この度、2019年12月6日~7日に岡山(岡山県医師会館)で開催されました「第30回日本リウマチ学会中国・四国支部学術集会」に参加しましたので報告致します。
今回は、済生会総合病院の山村昌弘先生の会長のもと地元岡山での開催となり、当科からも学生、研修医の先生を含め4演題(浅野洋介先生、林、古賀裕梨先生、窪征宣先生)、学外からも若手の先生方中心に、これまで当科の実習やセミナー、臨床研修に参加して下さった多くの先生方が日頃の臨床経験や研究の成果を発表されました。
私は今回、関節リウマチ患者における薬剤(メトトレキサート、NSAIDs)の腎機能に対する影響について発表し、若手奨励賞(YIA)をいただくことができました。ご指導およびご協力くださった先生方のお力があって、というのはよくある常套句ですが、今回発表の研究は立案や研究デザイン策定の段階からカンファレンスを重ね、さらに調査票記載も全員例外なく(もちろん佐田先生も松本先生も!)分担して行ったもので、「正真正銘」共同演者全員でいただいたものだとお伝えさせていただきます。
また、本年入局されました今村竜太先生が岡山市立市民病院の若林宏先生指導のもとご発表され研修医奨励賞を受賞されましたのでメッセージをいただいております。
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本年度、当教室へ入局させていただきました、岡山市立市民病院 初期研修医1年目の今村竜太です。この度、第30回 日本リウマチ学会 中国・四国支部学術集会へ自身の発表を含め参加させていただきました。演題は、当院 リウマチ膠原病内科の寺嶋悠也先生、若林宏先生に手厚いご指導をいただき、炎症反応陰性の高安動脈炎に対して、局所の大動脈壁肥厚を頸動脈超音波検査にて頻回にフォローしながら、脳塞栓症など合併症なく治療奏功した一例を発表させていただき、僭越ながら研修医奨励賞を受賞いたしました。拝聴したどの研修医の先生の発表も、病態の因果関係やこれまでの症例報告既報に至るまでとても綿密に網羅的に文献的考察をされていて、尋常ではないだろう準備期間に対して感服し、また非常に勉強になりました。大学の同期も同セッションで堂々と発表されていて、懇親会での雑談もともに、大きく刺激を受けた1日となりました。研修医となってからは初めての学会発表となり非常に緊張しましたが、地元岡山でこのような素晴らしい機会を与えてくださった指導医の若林先生、第3内科の諸先生方、当日の審査や討議で質疑くださった来場されていた先生方へ改めて感謝申し上げます。賞に恥じぬよう、今後も真摯に患者さんを診療し、患者さんから生まれる前景疑問を大事に研修を続けていく所存です。引き続きのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
岡山市立市民病院 初期研修医 今村竜太
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さて、1日目の夜には懇親会が行われましたが、バンドを率いて参加した当科佐田憲映先生と済生会総合病院の先生方の完璧な準備と強力なプロデュース力のもと会長の山村昌弘先生自ら最初から最後まで盛り上げて下さり、重鎮の先生から若手まで夢中でカメラを手に取り、もはやライブさながらの大盛況な懇親会となりました。一体何が行われていたのか、百聞は一見にしかず、写真をご覧ください。
主幹であった済生会総合病院の皆様はもちろん、地域のリウマチ膠原病における臨床・研究・教育活動が関連施設の多くの先生方に支えられていることを改めて実感することができた学会となりました。
今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。