8月21日に5年ぶりに腎臓グループによる夏の腎セミナーを開催しました。医学生4年生・5年生を対象とした腎臓病について学んでいただくセミナーで、夏休み中の週末ではありますが4名の学生さんが参加してくれました。コロナ禍の開催であり、少人数で密を避けてしっかり対策を行いながら行いました。

 

 

 

 

 

 

最初に腎エコー＆腎生検実習では、ゆで卵を使用して腎生検を体験していただきました。みなさん皮質（白身）の部分を上手に採取でき大成功でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は腎組織セミナーで腎生検の見方を勉強してもらい、腎組織を見ることで診断のみならず活動性を評価して治療方針を決定することを理解いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

午後には、症例を通じて急性腎障害の鑑別＆輸液メニュー設定を勉強をしていただいて頭を使った後は、体を使った実習として透析アクセス（PTA）を体験していただきました。みなさん初めてとは思えないほど上手に血管拡張できました。

 

 

 

 

 

 

 

最後は腎臓の研究と我々腎臓グループの紹介をさせていただいて、閉幕となりました。

 

 

 

 

 

 

 

参加いただいた学生さん全員がやる気に満ちていて、教員の我々も楽しい時間をすごすことができました。今回のセミナーでは“腎臓内科医の仕事を体験してみよう”をコンセプトとしておりましたが、みなさんそれぞれが腎臓内科医としての仕事を感じ取って、楽しんでいただけたのではと思います。

今回久しぶりの夏の腎セミナーの開催でしたが、今後は毎年の開催を予定しています。今回日程の都合で参加できなかった学生さんや腎臓内科を体験したいという学生さんがおりましたらお気軽にお問合せ下さい。

辻　憲二