医局行事・学会報告
8月27日(日)に腎臓グループによる夏の腎セミナーを開催しました。医学生4年生、5年生を対象として「腎臓内科を体験しよう」をコンセプトに腎臓病について学んでいただくセミナーです。
夏休み中の週末ではありますが3名の学生さんが参加してくれました。
和田教授より開会のご挨拶をいただきました。
内田先生には総論を担当いただき、腎臓内科の魅力をお話しいただきました。
森永先生と三宅先生には、腎エコー実習と、ゆで卵を用いた腎生検実習をご指導いただきました。今回のゆで卵は、皮質厚(白身厚)約5㎜と難しいモデルとなりましたが、みなさんエコープローベと穿刺針を上手に使い皮質(白身)を採取できました。
腎生検実習のあとは、腎組織セミナーで腎病理の見方を勉強してもらいました(担当:田中先生, 大西先生, 私)。
バーチャルスライドを使用して症例検討を行い、腎組織をみることで診断のみならず活動性を評価して治療方針を決定することを理解いただきました。
ランチョンセミナーでは岡山済生会総合病院より木野村先生にお越しいただき、血液ガス分析の見方を中心に講義いただきました。
透析アクセス実習(担当:竹内先生, 岡本先生)では、デモ機を用いてPTA手技を体験していただきました。みなさん上手に血管拡張できていました。
最後に田邊先生より我々腎臓グループの紹介、腎臓内科になるまでとその後の進路などについて説明いただきました。
みなさんそれぞれが腎臓内科医としての仕事を感じ取って、楽しんでいただけたのではと思います。今後も毎年の開催を予定しています。今回参加できなかった学生さんや腎臓内科を体験したいという学生さんがおりましたらお気軽にお問合せ下さい。
腎臓内科 辻 憲二