医局行事・学会報告
9月1日(日)に腎臓グループによる夏の腎セミナーを開催しました。
「腎臓内科を体験しよう」をコンセプトに腎臓病について学んでいただくセミナーで、今回は医学生4年生、5年生、研修医の先生の合計7名が参加してくれました。
和田教授よりご挨拶をいただき、開講となりました。
内田先生には総論を担当いただき、腎臓内科と我々腎臓内科スタッフの魅力を伝えていただきました。
大西先生と青木先生には、腎エコー実習と、ゆで卵を用いた腎生検実習をご指導いただきました。みなさんエコープローベと穿刺針を上手に使い皮質(白身)を採取できました。
腎生検実習のあとは、腎組織セミナーで腎病理の見方を勉強してもらいました(担当:三瀬先生,田中先生,大西先生,私)。バーチャルスライドを使用して症例検討を行い、腎組織をみることで診断のみならず活動性を評価して治療方針を決定することを勉強していただきました。
ランチョンセミナーでは岡山市立市民病院より瀧上先生にお越しいただき、検尿の見方を中心に講義いただきました。
透析実習では、腎不全・透析のミニレクチャーの後に、透析器を用いたデモンストレーションを行っていただきました(担当:竹内先生, 岡本先生,藤原先生)。色がついた液体が透析器を通ることで透明になるかどうかの検討をいただき、分子量によって違いがあることを勉強いただきました。
最後に森永先生より腎臓グループの紹介、腎臓内科になるまでとその後の進路などについて説明いただきました。
みなさんそれぞれが腎臓内科医としての仕事を感じ取って、楽しんでいただけたのではと思います。今後も毎年の開催を予定しています。今回参加できなかった学生さんや腎臓内科を体験したいという学生さんがおりましたらお気軽にお問合せ下さい。
腎臓内科 辻 憲二