医局行事・学会報告
岡山の夏、AOTセミナーの夏。
という事で、毎年恒例のAOT(Autoimmune disease Overview Training)セミナーを8月31日(土)に開催させて頂きました(Fifure.1)。
AOTセミナーは臨床系の講義を学んでいる医学科4回生を対象に、膠原病に触れてもらうべく毎年夏にわがリウマチ・膠原病内科が開催しており、今年で第12回目の開催となります。色んな方々に支えられ、干支が一周する程続けることが出来ました。この場を借りて様々な方々にお礼を申し上げます。
今年は台風10号が迫る中の開催となり、急遽、演者の先生やご参加の学生さんがオンラインでの参加になってしまうという事態になりましたが、セミナー当日の岡山は奇跡的にほぼ無風状態で、無事3人の学生さんにご参加いただきました(Figure. 2)。
和田教授より開会の辞を頂き、今年も開幕しました。長く患者さんをフォローする醍醐味をお話しいただきました。(Figure.3)
毎年大好評の昭和大学リウマチ膠原病内科の高橋良先生の特別講演、今年は『膠原病科医の臨床思考~皮疹を科学する~』というテーマを頂きました。残念ながら台風の影響でオンラインでの開催となりましたが、オンラインなのに、まるで現地にいるかのような熱量の籠った講演を頂き、学生さんにとっても、そして専門の道に進んだ我々にとっても深い学びに繋がった、貴重な時間だったと思います。(Figure. 4)
髙橋先生の特別講義のあとは、松本佳則先生より関節レントゲン読影、佐田憲映先生よりカルテの描き方についてお話頂き、学生さんが臨床実習に迎えるにあたり非常に実践的な講演を頂きました。あと数か月後に実習開始を控えた学生さんが、これからの臨床実習がとても楽しみになったのではないかと思います。(Figure.5)
午後からはPBL。ふだんの講義・実習では味わえない程の濃密な議論を行っている様子がうかがえました。4年生ながら果敢に提示症例へ挑戦していき、最終的には病態のみならず人生プランに踏み込んだ治療法を提案する事ができました。学生さんの急成長を間近に感じ、とても嬉しく感じました。(Figure. 6)
1日頑張った修了証と記念品をお渡しさせて頂きました。(Figure. 7, 8)
厳正なるルーレットの結果、来年度のAOT隊長は寺嶋先生に決定しました(Figure. 9)。
気配り上手な先生ですので、例年以上に盛り上げてくれるものと信じております。
今回お世話になった学生さんと臨床実習でお会いすることが非常に楽しみな、そんな真夏の1日間でした。
文責:リウマチ・膠原病内科 縄稚翔一