「近未来のリウマチ医セッション」では5名の医学生、3名の研修医の先生に症例発表をして頂き、6年生の大成さんが見事奨励賞を受賞されました。
発表下さった学生さん・研修医の先生 からコメントをいただいておりますのでご紹介いたします。

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岡山大学病院研修医2年目の大塚勇輝と申します。このたび京都で開催された第63回日本リウマチ学会の研修医・学生セッションで、Evans症候群の症例を発表させていただきました。
指導医よりお声かけをいただいて入院翌日より対面診察をし、カンファでのディスカッションを含め退院するまでの67日間を通じて経過を診させて頂きました。学生の頃も担当症例を学会発表・症例報告する機会を頂きましたが、研修医になり検査や処方も出来るような立場になって関わると、また違った視点で病態を考察することができました。
非常に複雑な病態を疑う症例で、発表のために考察や文献検索するのは大変時間がかかりましたが、一つのことを突詰める大切さを学びました。発表の質疑応答で他病院の先生からご激励頂いたように、「このマインドを大切にして今後の研修に活かしていきたい」と思っております。
貴重な機会と親身なご指導を下さりました指導医の渡辺晴樹先生や、和田淳教授をはじめリウマチ膠原病グループ、腎・免疫・代謝内分泌内科の先生方に心より感謝申し上げます。有難うございました。

岡山大学病院初期研修医2年目 大塚勇輝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡山大学 医学科6年生の山本諒と申します。このたび京都で開催された第63回日本リウマチ学会の研修医・学生セッションで発表をさせていただきました。

私自身、学会でのポスター発表は初めての経験であり、1分野に集中してこんなにも文献を読み漁ったことはありませんでした。発表のテーマは、FMF(Familial Mediterranean fever)であり、疾患の定義・診断基準から私にとっては複雑でした。準備に時間を要しましたが、非常に貴重な経験をさせていただいたと思っております。この経験を活かし、今後も、幅広く興味をもって積極的に勉強を進め、人 と 病態 をバランスよく、かつ深く診られる医師になりたいと思います。
最後になりますが、今回、発表のご指導をいただきました渡辺先生をはじめ、内容へのコメントをいただいた免疫班の先生方、学会参加の手続きで助けていただいたスタッフの皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

岡山大学医学部医学科6年 山本 諒

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年、リウマチ学会の発表をされた先輩方と同時期に第三内科で実習させていただきました。そのときに再び発表の機会があると伺い、私も発表をやってみたい、と思っていたところ先生にお声がけしていただき、初めて学会で発表させていただけることになりました。
私がこの度発表させていただいた症例は、発症してから2年経った今でも診断がついていません。患者さんの症状や検査結果、治療効果をみて2つの疾患が鑑別にあがりましたが、両方の病態の併存が考えられました。今回の発表準備で学べたことは二つあります。一つは、疾患の非典型例を詳しく知れたことです。それらの疾患についてより深く掘り下げていくことで、その疾患に発症しうる症状、一見違いそうだけどその疾患である症例を見つけ新たな発見が沢山ありました。二つ目は長い間診断に至っていない患者さんへの対応です。今回のみならず、ある疾患の診断基準に全て当てはまるという患者さんは少ないと思います。更に考えておくべき疾患、検査、治療を選択など、実習のときとは違い長い時間一つの症例と向き合うことで、そのプロセスを深く学ぶことができました。
発表準備はゴールが見えず慣れない作業に不安な私でしたが、佐田先生をはじめ、免疫班の先生方の熱心なご指導に加え、明るい励ましおかげで、無事発表をやり遂げることができました。本当にありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
発表が終えて反省点もありますが、今回の経験で得たことを生かして、これからの勉強や発表に励もうと思います。

岡山大学医学部医学科6年 藤枝弥結

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡山大学病医学部6年の伊藤知子と申します。この度、第63回日本リウマチ学会の研修医・学生セッションで、巨細胞性動脈炎の症例を発表させていただきました。
普段の実習では1人の患者さんとかかわるのは長くても2週間でしたので、今回の症例のように入院から退院、そして外来フォロー経過まで診ることができたのは大変意義深いことでした。臨床症状のみからでは他の疾患との鑑別診断が難しい症例であり、また随伴症状との関連性も日本ではあまり報告のないものでしたので考察に大変苦慮しましたが、この症例を通じて一つ一つの症状や検査所見を大事にしていくマインドを学びました。
この場をお借りして、指導医の渡辺晴樹先生や和田淳教授をはじめリウマチ膠原病グループ、腎・免疫・代謝内分泌内科の先生方にお礼申し上げます。

岡山大学医学部医学科6年 伊藤知子

 

 

 

 

 

 

 

 

この度第三内科の先生方のご厚意により、リウマチ学会に参加させていただきました。このような貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。初めての学会、初めての発表で右も左も分からない状態からのスタートでしたが、先生方のお力添えがあり、無事に発表を終えることが出来ました。症例について勉強させていただく中で疾患についての知識も深まり、またポスター作成から発表に至るまで、教えていただいたことは今後医師になってからも役立つことだろうと思います。最後になりますがお忙しい中、何度も時間を作ってくださり熱心にご指導してくださった森下先生を始め、第三内科の先生方に心より感謝申し上げます。

岡山大学医学部医学科6年 石川桃子

 

 

 

 

 

 

 

この度、第63回日本リウマチ学会での医学部生・初期研修医セッションにおきまして、奨励賞を受賞させていただき、大変光栄に感じております。このような受賞は、自分とは程遠いものであると思っておりましたので、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
初めての学会発表ということで、何から何までわからないことだらけでした。今回発表させていただいたのは強直性脊椎炎の症例でしたが、そもそも強直性脊椎炎についてそれほど勉強したことがなく、まず疾患概念についての勉強から始まりました。発表だけでなく、文献を読むことさえも慣れないことでしたが、指導医である松本先生にはお忙しい中多くの時間を割いていただき、非常に熱心にご指導していただきました。今回の受賞は、ひとえに膠原病グループの先生方のご指導のおかげであると感じております。
また今回の発表を通して、膠原病に対する興味がより一層深まりました。今後もより一層勉学に励み、患者を多角的に包括的に診られるような医師になれるよう頑張りたいと思います。
最後になりましたが、今回ご指導いただいた第三内科の先生方、スタッフの皆様に改めて深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

岡山大学医学部医学科6年 大成千晴

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、研修医1年目の時に実際に経験させて頂いた症例について発表する機会を頂戴いたしました。私はポスター発表の経験がなく、ポスター作製の方法から、発表練習までお忙しいなか丁寧にご指導いただきました。実際にポスター発表をさせていただき、PowerPointでの発表とはまた異なる学会発表の経験となりました。2年目で発表させていただいたことで、経験症例を再度見直すこともでき、とても勉強になりました。今回の経験を今後の研修に、役立てたいと思っております。この度は、貴重な経験をさせていただき誠にありがとうございました。

岡山大学病院初期研修医2年目  藤田茉奈美