スタッフ・留学生の近況報告
平成5年入局の相田です。平成18年4月からリウマチ・膠原病科助手として働いております。平成18年度は私にとって大きな変動の年となりました。平成14年10月以降医局を離れ市中病院で一般臨床に明け暮れた毎日を過ごしておりましたが、医局人事のため平成18年4月急遽大学に戻る事になりました。以前大学にいた状況とは違い(研究主体の生活)、今回はスタッフとしての仕事(外来医長,リウマチ学会・保険・難病関連の仕事等)が大きなウエイトを占める状況となりました。約1年経過し、やっと慣れようかというところですが、まだまだ違和感があるのが本当のところです。
ですが、臨床面では大学はやはりこの地域の中枢医療機関ですので、新患も含め症例も多く、自分にとっては膠原病の専門的臨床経験を重ねる上でいい体験かとも感じております。また大学は教育機関でもあり、講義等を通じて、今まで人前でしゃべる機会がなかった自分にとっては改めて知識の整理ができました。さらに大学でのさまざま仕事を通じて、今までは見られなかった事(裏事情?)を垣間見ることもあります。
現在の医療現場は医療崩壊といった言葉が出てくるほど変化しております。リウマチ・膠原病を専門とする医師も決して多い訳ではありません。医師としての初心を忘れず、無力かもしれませんが、病む人の力になる事を考える事を一番に、また患者・医療機関がお互い負担にならないシステムの構築ができないものかと日々感じながら過ごしております。
最後に、私的な事ですが、この夏第2子が誕生予定です。父親として、また中堅どころとして、いろいろ人生を考える事も多くなり、社会の一員をしてどうあるべきかも模索中の毎日でもあります。
以上、私の近況を綴りました。引き続き宜しくお願いいたします。