スタッフ・留学生の近況報告
免疫班の林と申します。2018年9月22日、岡山コンベンションセンターで「若手と考える膠原病・リウマチセミナー」が行われましたので、報告させていただきます。
今回のセミナーでは、岡山大学病院、岡山済生会病院、岡山市立市民病院の各施設が臨床研究のテーマとなる‘クリニカルクエスチョン’を持ち寄り、参加した若手の膠原病内科医および膠原病に興味のある研修医・学生さんと一緒にディスカッションをしながら、臨床研究への理解を深めました。
まずは、各施設から臨床上の疑問、臨床研究の素案を発表し、質疑応答の後、テーマごとにわかれグループワークでブラッシュアップしていきました。活発な意見交換により当初の研究デザインから大きく変更する場合も少なくありませんでしたが、その研究によって何を明らかにしたいのかを確認しながら検討を繰り返し、最後にお互いに成果を発表すると、それぞれのクリニカルクエスチョンが実際の研究の実現に随分と近づいた形になっていました。
後半は、当科のスタッフが若手医師・学生さんに向けて講演を行いました。松本佳則先生は、ご自身の留学経験を交えながら、医学研究の意義やリウマチ膠原病内科医としてのキャリアパスをお話されました。佐田憲映先生は、日常診療や研究において必須となる文献検索について、リウマチ膠原病における治療を実例に目的にあった検索を行うための検索方法と文献の見方について教えてくださいました。セミナー後には、有志を募りファジアーノ岡山のパブリックビューイングに出かけ、勉強に遊びに丸半日にわたって充実した土曜日を過ごすことができました。
参加された皆様お疲れ様でした。臨床研究、リウマチ膠原病分野により一層興味を持たれる機会となっていれば幸いです。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。