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2022.02.25
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黒岡直子先生の原著論文’Circulating GPIHBP1 levels and microvascular complications in patients with type 2 diabetes: A cross-sectional study’がJ Clin Lipidolに掲載されました

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35101360/

【黒岡直子先生のコメント】

この度、GPIHBP1と2型糖尿病に関する論文がJournal of Clinical Lipidologyにアクセプトされました。

GPIHBP1は中性脂肪代謝の中心となるリポ蛋白リパーゼを毛細血管の外側から内腔に運搬するアンカー蛋白として知られています。

今回の研究は、GPIHBP1が脂質代謝以外の働きをもつ可能性や血清GPIHBP1濃度が細小血管障害のバイオマーカーとなる可能性を示唆する新たな発見になりました。

本研究は、組み入れから論文化まで全ての過程に関わらせていただいた私にとって思い入れのある研究です。

約3年という短期間でこのような形にできたのは、倉敷中央病院糖尿病内科、付属予防医療プラザ、岡山県健康づくり財団の携わっていただいた方々のおかげです。

また、恵まれた環境、温かな全力サポート、いつも応援してくださった第三内科の先生方に心より感謝いたします。

 

写真は2014年に行ったボリビアのウユニ塩湖です。

澄み渡る青空、それを映す湖面、眩しいくらいの星空、全ての音を吸収する異世界を今でも思い出します。

当時は、COVID-19が流行することも、GPIHBP1の研究に携わることも想像できませんでした。

これからどんな世界が待ち受けていたとしても、自分の選択が間違っていなかったと自信を持って言えるよう、今のベストを尽くし続けます。

この論文は一通過点として、これからも努力して参りますので今後ともご指導を宜しくお願いいたします。